先日、名古屋市美術館にて開催中の生誕120周年を記念した『アルヴァ・アアルト』の展示会へ行ってきました。
北欧フィンランドの建築家として有名なアアルトは、フィンランドの自然からインスピレーションを得たデザインが数多くあり、今回の展示会では自然を大切にし、そのままを活用しようとする気持ちがとても伝わってきました。
展示会では、木を用いた波のような曲線壁「ニューヨーク万国博覧会フィンランド館」や天井壁「ヴィープリの図書館」も紹介されており、とくに「パイミオのサナトリウム」の療養所については、患者さんの目線に寄り添った工夫が資料や病室を再現した部屋から読み取れました。例えば、少しでも快適に過ごせれるようにと大きな窓を設け、自然の光がたくさんに入り、外の木々が見渡せられるような創りとなっています。病室では、洗面台のボウルに水が当たる音を出来るだけ聞こえにくいようにとボウルの角度まで工夫をされているのがうかがえました。
1935年ヘルシンキで設立した【artek】のスツール、ガラス器、照明器具も展示され、実際にスツールに触れることができるスペースもあり、楽しい時間を過ごせることができました。
今年3月には、フィンランドの有名な『ムーミン』のバレーパークが埼玉県にてオープンされるようです。こちらもぜひ行ってみたいなと思っています☆